ワンドアツーロックの鍵のトラブル
【ご依頼内容】玄関ドアを防犯対策でワンドアツーロックでご使用されているとのことでしたが 一方の鍵が空回りしてしまい外部から施錠や開錠ができないとのご連絡でした。2週間前から発生していたとのことでしたがドア内側のサムターンでは施錠開錠できるのでしばらそのままでご使用されているとのこと。
【修理施工報告】
現場で状況確認をしたところカギを挿入して回してもクルクルと空回りするだけで、デッドボルトが動く気配もなく鍵がかかったままの状態でした。
キー本体に損傷や破損も見当たらないので 錠ケース・シリンダーを取り外して状態確認をしたところ、錠ケースとシリンダーの接合部分が摩耗していて、デッドボルトが動かせない状態であることが判明しました。 お客様に状況を説明し錠ケースと鍵シリンダーの交換を実施し解決致しました。
【ポイント】
防犯対策でワンドアツーロックにすることは、空き巣からの被害を未然に防ぐための効果的な方法ですが 鍵を2個使用するためどちらかが壊れるとドアが施錠 開錠できない状態になり 最悪 家に入れないことになる場合もあります。
今回のお客様も空回りしてしまったカギは しばらく前から動作不良が見られていたとのことです。鍵の不調を感じましたら 急なトラブルになる前にお気軽にご相談下さい。
ワンドアツーロックを用いるメリットとデメリット
ワンドアツーロックは、ドアに2つの鍵を使用するセキュリティー対策です。通常、ドアには一つの鍵でロックがかかりますが、ワンドアツーロックでは、追加の鍵を使って二重にロックすることができます。以下にワンドアツーロックのメリットとデメリットを示します。●メリット
・高いセキュリティー; ワンドアツーロックは、通常のひとつの鍵だけでは開錠できないためより高いセキュリティーを提供します。二重のロック機構があるため侵入者がドアを簡単に開けることが難しくなります。
・抗ピッキング性能; ワンドアツーロックは、ピッキングと呼ばれる不正な開錠手法に対して耐性があります。一つの鍵だけで開錠する通常のロックよりも難しいため不正な開錠を困難にします。
●デメリット
・追加の手間と費用; ワンドアツーロックを導入するには、追加の鍵やロック機構が必要です。そのため、通常のロックに比べて導入コストが高くなる場合があります。また、追加の手続きや取り付け作業も必要になるため、手間がかかる場合があります。
・閉め忘れのリスク; ワンドアツーロックは二重のロック機構を持っているためドアを完全に閉める際には二つの鍵を使ってロックする必要があります。閉め忘れや片方の鍵だけでロックした場合、セキュリティーが十分に確保されない可能性があります。
ワンドアツーロックは、高いセキュリティーを求める場合に有効な選択肢ですが追加の費用と手間を考慮する必要があります。また、正しく使用するためには十分な注意が必要です。専門業者と相談し自身のニーズや予算に合ったセキュリティーソリューションを選択することが重要です。