鍵専門用語収録目次:サイリンダー

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サイリンダー
サイリンダーは、鍵や錠前の一部であり、主にドアやロッカー、自動車のドアなどの施錠装置に組み込まれる機構です。サイリンダーは鍵が差し込まれ回転することで錠を解除または施錠する役割を果たします。以下にサイリンダーに関する詳細な情報を提供します。
●サイリンダーの構造
・キーウェイ: サイリンダーの一番細い部分で鍵が挿入されるスロットのことを指します。キーウェイは鍵の形状に合わせており正しい鍵でないとサイリンダーは回転しません。
・ピンとスプリング: サイリンダー内部には複数のピンとスプリングが配置されています。これらは鍵が差し込まれるときに正しいピンの高さと鍵の刻み目が一致することでサイリンダーが回転する仕組みです。
・シリンダーシェル: サイリンダーの外側を包む外殻で一般的には金属製です。シリンダーシェルは外部からの攻撃や損傷からサイリンダーを保護します。
・回転プラグ: サイリンダー内で回転する部分で正しい鍵が挿入されると回転し施錠された状態から解錠されます。回転プラグの回転によりドアなどの錠が開閉します。
・キーコントロールピン: キーコントロールピンは、特定の鍵だけが特定のサイリンダーで動作するようにするためのピンでサイリンダーの特定の位置に配置されます。
●サイリンダーのタイプ
・シングルサイリンダー: 一方向からのみ鍵を挿入できるシリンダーです。一般的には室内ドアや住宅の玄関ドアで使われます。
・ダブルサイリンダー: 両方向から鍵を挿入できるシリンダーで、内外から鍵で施錠・解錠できます。主に玄関ドアや商業施設の出入口で利用されます。
・ハーフサイリンダー: 一方向からのみ鍵を挿入でき、もう一方向は取り付けられていないタイプです。主にアウトドアやゲートなどで使用されます。
・デッドボルトサイリンダー: デッドボルト錠に組み込まれたサイリンダーで高いセキュリティが求められる場所で利用されます。
●サイリンダーのセキュリティ
・ピンタンブラーシリンダー: 一般的なサイリンダーの中でピンとスプリングに基づく機構を持つものです。ピンの配置や長さによって鍵が一致するかどうかが決まります。
・スマートサイリンダー: 近年では、電子技術を組み込んだスマートサイリンダーが登場しています。指紋認証やBluetoothを利用してより高度なセキュリティと利便性を提供します。
・キーコントロール: 特定の鍵だけが特定のサイリンダーで操作できるようにキーコントロール機能が導入されています。これにより鍵の紛失や不正利用を防ぐことができます。
・防犯機能: サイリンダーは通常、ピッキングやバンピング(特殊な手法で鍵を開けること)から守るために耐久性や防犯機能が強化されています。
●用途と利用場面
・サイリンダーは様々な用途で利用されます。住宅、商業施設、自動車、さらには工業用途まで様々な場面で施錠装置に組み込まれています。その用途に合わせて様々な種類のサイリンダーが開発され、利用されています。
・サイリンダーは、日常生活において安全性やセキュリティを確保するための不可欠な要素であり技術の進化とともにますます高度な機能とセキュリティが組み込まれています。



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