鍵専門用語収録目次:レバーハンドル錠

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レバーハンドル錠
「レバーハンドル錠」は、ドアやゲートなどの開閉装置に使用される一種の錠前であり、その操作にはレバーハンドルが組み込まれています。通常、住宅や商業施設、公共施設などで利用され使いやすさとセキュリティを兼ね備えています。以下では、レバーハンドル錠について詳しく説明します。
●レバーハンドル錠の基本構造
・レバーハンドル:
レバーハンドル錠の最も特徴的な部分は、扉の内外に取り付けられたレバーハンドルです。これによりユーザーは手軽に扉を開閉できます。
・錠前本体:
錠前本体には、施錠や解錠を行うためのメカニズムが内蔵されています。一般的には、キーを使用したり内部から特定のレバーを操作することで開閉が可能です。
・シリンダー:
鍵を挿入する箇所を指すシリンダーがあり、これがキーを受け入れ、正しい鍵が挿入されたときに鍵を回転させることで錠前の操作が行われます。
・バックセット:
レバーハンドル錠の錠前は、扉の端からシリンダーまでの距離を指す「バックセット」を考慮して設計されます。標準的なバックセットは70mmまたは60mmです。
●レバーハンドル錠の機能
・使いやすさ:
レバーハンドルは取り扱いが簡単でドアを開閉するのに力を入れずに手軽に操作できます。これは、特に大量の通行がある場所や身体的な制約がある場合に便利です。
・施錠機能:
レバーハンドル錠は、キーを使用して施錠したり内部のレバーを操作して施錠したりすることができます。これによりセキュリティを確保できます。
・異常な解錠防止:
鍵を使用した場合、正しい鍵でない限り解錠が難しいように設計されています。これにより不正な侵入を防ぎます。
●レバーハンドル錠のタイプ
・エントランスセット:
キーで施錠・解錠するエントランスセットは、主に玄関ドアや外部の出入口に使用されます。
・プライバシーセット:
内部からレバーのみで操作可能で、外部からは特殊なキーが必要なプライバシーセットは、浴室や寝室などの内部扉に適しています。
・パッシブセット:
内外からも特別なキーなしにレバーで開閉できるパッシブセットは、通常、内部の間仕切りやオフィスの内部扉に使用されます。
●レバーハンドル錠の注意点
・セキュリティ強化:
キーを使用した施錠が主要なセキュリティ機能であるため高いセキュリティが求められる場合は、高度な鍵とシリンダーを備えたものを選択することが重要です。
・耐久性:
長時間の使用や外部環境にさらされる場合、錠前の耐久性が重要です。特に屋外のドアには、耐候性に優れた素材が使われることが一般的です。
●レバーハンドル錠の進化
・スマートロック統合:
近年では、一部のレバーハンドル錠にはスマートロック機能が統合されています。これによりスマートフォンやモバイルデバイスを使用して遠隔からドアの管理が可能です。
・バイオメトリクス機能:
最新のレバーハンドル錠には、指紋認証や顔認証などのバイオメトリクス機能が組み込まれていることがあります。
まとめ
レバーハンドル錠は、使いやすさとセキュリティを組み合わせた便利な錠前の一種です。様々なタイプがありエントランスセットからプライバシーセット、パッシブセットまで用途に合わせて選択できます。最新のテクノロジーの導入により、スマートロックやバイオメトリクス機能を備えた進化したレバーハンドル錠も登場しており、セキュリティと利便性を両立させています。



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